【前半】米国によるマドゥロ大統領拘束が示す“ルール変更”|原油・制裁緩和とSCHD(Chevron)への影響を深掘り

こんにちは、カバ夫です。

今回の記事は、ニュースとしては刺激的だけれど、投資家としては感情よりも「お金の流れ」と「ルールの変化」を見ておくべきテーマです。

「米国によるベネズエラのマドゥロ大統領拘束から見た金融資産への影響」

BTCや米国株(特に配当ETFのSCHD)を持っている人にとって、地政学イベントはなぜ市場が揺れるのかを理解する絶好の教材です。

前半となる今回は、まず 事件の事実整理 → 原油と制裁ルール → SCHDとChevronへの影響までを丁寧にまとめます。

後半では、BTC・SCHDの展望と、カバ夫がどう動くかまで落とし込みます。

1. 何が起きたのか(事実の整理)

報道ベースになりますが、今回の骨格はシンプルです。

米国が軍事行動を伴う形で、ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束 その後、米国の法廷手続きに入ったとされる

ここで大事なのは、“善悪”よりも、

✅ 米国が国際政治の場で「強制的にルールを動かした」

という点です。

そして投資家としての問いは次の1つに収束します。

「このルール変更は、原油・金利・株式(配当ETF)・BTCにどう波及するのか?」

2. 拘束の背景にある「制裁」と「エネルギー(原油)」

ベネズエラを語るとき、避けられないのがこの構造です。

ベネズエラは資源国(原油が中核) 米国は長期にわたり制裁を使って“資金の流れ”を縛ってきた 原油は「世界経済の血液」なので、ここが動くと市場が反応する

つまり今回の事件は、政治ショックで終わりではなく、

“原油供給のルール”が動く可能性がある

という意味で、投資家の注目度が一気に上がります。

3. 投資家が見るべき本質:米国主導の「ルール変更」とは何か?

ここからが今回の核心です。

私は、今回のニュースの本質をこう捉えています。

米国は「原油を出していいか」ではなく、

「誰が」「どんな条件で」「お金をどこに流すか」を設計し直している

この“設計図”を理解すると、原油・株価・ETFの動きが読みやすくなります。

3-1. 制裁は「全部禁止」ではない(例外ルールがある)

対ベネズエラ制裁は強いですが、現実には

一般許可(広くOK) 特別許可(この企業だけOK)

のように、“例外ルール”で経済活動を調整できます。

投資家目線で言うと、これはつまり、

✅ 市場は「制裁の強さ」ではなく、「許可の出し方」で変動する

ということです。

3-2. 今回の方向性は「広く緩める」ではなく“選別して動かす”

もし制裁が緩むとしても、全開放よりも、

特定企業に限定して輸出を認める 資金の使途をコントロールする 政権側に現金が流れないようにする

といった形になりやすい。

ここがポイントで、

“原油が出回ればOK”ではなく、

“お金の出口(着地点)”まで米国が握る動き

になりやすいのです。

3-3. 供給増はすぐ起きない(原油はそんなに甘くない)

「制裁が緩む=原油がドバドバ増える」

…と考える人もいますが、実際の原油はそう簡単ではありません。

設備の老朽化 投資不足 人材・技術の不足 輸送・保険・希釈剤の制約

これらがあるので、増産には時間がかかります。

だから市場は、短期では

✅ “思惑で上がる/下がる”

中期では

✅ “結局どの程度供給が増えるか”

の2段階で動きやすいです。

4. 原油ルールの変更は「株式」ではなく、まず“金利”を揺らす

ここ、かなり重要なので強調します。

原油が動くと何が起きるか?

原油上昇 → 物価上昇圧力(インフレ再燃) インフレ再燃 → 金利が下がりにくくなる(または上がる) 金利上昇 → 株式の評価が重くなる(割引率が上がる)

つまり、原油は最終的に、

“金利を通じて、株式全体に効く

この流れを理解しているだけで、地政学ショックの見え方が変わります。

5. SCHDにどう波及する?(特にChevronに注目する理由)

カバ夫のポートフォリオを考えると、ここが超重要です。

5-1. SCHDはエネルギー比率が高め

SCHDは配当ETFですが、特徴として

✅ エネルギーセクター比率が相対的に高い局面がある

という性格を持ちます。

エネルギー比率が高いほど、地政学・原油イベントに対して

追い風にも 逆風にも

振れやすくなります。

5-2. ChevronはSCHDの“上位構成銘柄”

そしてエネルギー代表格が Chevron(シェブロン) です。

SCHDの構成上位に入ってくる銘柄であり、ここが動くと

SCHDの短期値動きに影響しやすい エネルギーセクター全体の温度感が伝わる

という意味で、チェック対象になります。

5-3. ただし「Chevronが上がればSCHDも上がる」とは限らない

ここが落とし穴です。

Chevronが上がっても、SCHD全体が同じ方向に行かないケースがあります。

なぜならSCHDにとって本当に怖いのは、

原油↑ → インフレ↑ → 金利↑ → 配当株全体が重くなる

このパターンだからです。

つまりSCHDは、

エネルギー上昇が追い風 でも金利上昇が強烈な逆風

という 綱引き になりやすい。

地政学ニュースでSCHDを見るときは、

✅ “原油”だけでなく“金利”までセット

で見るのが鉄則です。

6. ここまでのまとめ(前半の結論)

前半の結論は、シンプルにこの3行です。

今回の事件は「政治ニュース」ではなく、原油と制裁のルール変更のニュース 原油の変動は、最終的に インフレ→金利→株式 に波及する SCHDはエネルギー比率が高い局面があり、Chevronは重要な観測点だが、勝敗を決めるのは“金利”側

【後半予告】BTCは“有事の資産”なのか?SCHDをどう扱うべきか?

さて、ここからが本題です。

地政学イベントが起きたとき、多くの人がこう思います。

「BTCは上がる?下がる?」 「SCHDは配当だから安心?」 「こういう時、結局どう動けばいい?」

でも実は、答えは単純ではありません。

なぜならBTCもSCHDも、

“同じニュース”でも、

市場の環境(=金利とドル)で正反対に動く

ことが普通にあるからです。

後半では、ここを徹底的に分解します。

✅ 2. BTCへの影響・理由・展望(有事で上がる派/下がる派の両面)

✅ 3. SCHDへの影響・理由・展望(原油×金利×配当の三重構造)

✅ 4. 考えられるリスク(最悪シナリオを先に潰す)

✅ 5. 投資に関するカバ夫の考え(結論:こう動く)

次回の記事では、カバ夫のポートフォリオに落としたうえで、

「じゃあ結局どうするのが勝ち筋なのか?」まで書き切ります。

――ここから先は、投資判断に直結します。

(後半へ続く)

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