高配当ETFといえば「VYM」と「SCHD」が定番の2大人気銘柄です。
でも「どっちを選べばいいの?」「何が違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ぼくカバ夫が実際に投資しているVYMとSCHDを徹底比較!
初心者でもわかりやすく、それぞれのメリット・デメリットを整理しました。
VYMとSCHD、結局どっちがいいの?
結論から言うと──
• 安定した配当と分散性を重視するならVYM
• 配当の成長力を重視するならSCHD
ぼく自身は「両方を持つ」という答えに落ち着きました。
なぜなら、VYMで安定性を確保しつつ、SCHDで配当成長の可能性を取りに行けるからです。
👉 投資初心者なら、まずはVYMから始めてみるのが安心。
その後「もっと配当を伸ばしたい」と思ったタイミングでSCHDを追加する流れがおすすめです。
そもそも高配当ETFって何?
ETF(上場投資信託)は、複数の株や債券をまとめてパッケージ化した投資商品。
その中でも 高配当ETF は「配当金が多い株式」を集めて作られています。
• 株を1社ずつ選ぶ必要がない
• 自然に分散投資できる
• 年4回の配当金をコツコツ受け取れる
つまり「配当金が出る株の詰め合わせセット」とイメージするとわかりやすいでしょう。
VYMとは?特徴とメリット・デメリット
特徴
• 運用会社:バンガード
• 投資対象:約400銘柄、米国大型株を幅広くカバー
• 配当利回り:約3%前後
メリット
• 分散性が高く安定感あり
• 米国高配当株の王道商品
• 長期保有に向いている
デメリット
• 利回りは約3%と控えめ
• 高配当ETFの中ではインパクトに欠ける
• 成長力のある企業が分散の中で埋もれやすい
SCHDとは?特徴とメリット・デメリット
特徴
• 運用会社:チャールズ・シュワブ
• 投資対象:約100銘柄、配当成長力のある企業を厳選
• 配当利回り:約3.5〜4%前後
メリット
• 増配率が高く、配当の伸びに期待できる
• 銘柄選定が優れており過去成績も良好
• 株価の成長力もやや高め
デメリット
• 銘柄数が少なく集中投資リスクあり
• 景気次第では伸び悩む可能性もある
• 過去の高パフォーマンスが将来も続くとは限らない
VYMとSCHDの比較表

楽天SCHDとSBI SCHDの違い
日本の投資家が買えるSCHDには、楽天とSBIの2つのルートがあります。
• 楽天SCHD(投資信託形式)
• 1円から買付可能で、初心者も少額で投資できる
• 「受取型」「再投資型」を最初に選べる(完全自動化)
• 信託報酬はやや高め(0.2〜0.3%程度)
• SBI SCHD(米国ETF形式)
• 1株単位(数万円〜)で購入
• 分配金は現金で受け取り → DRIP設定で自動再投資可能(ただし自分で手続きが必要)
• 信託報酬が低く、長期投資で有利(0.06%前後)
👉 「楽天は手軽さ・自動化」 vs 「SBIは低コスト・本場ETF」 が大きな違いです。
カバ夫の使い分け
ぼく自身はVYMとSCHDを両方持っています。
• VYM → 「安定配当」担当
• SCHD → 「配当成長」担当
さらに、楽天SCHDとSBI SCHDについては、
• 投資初心者には「楽天SCHD」でラクに始める
• コスト意識が強いなら「SBI SCHD」
まとめ
• VYMは安定性、SCHDは増配力が強み
• 高配当ETF全般のデメリットは「成長性の鈍化・税金負担」
• 日本で投資するなら「楽天は手軽さ、SBIは低コスト」で選べる
• 初心者はVYMから、慣れたらSCHDを組み合わせるのがおすすめ
高配当ETFは「配当を得ながら長期投資」をしたい人にぴったりの投資商品です。
あなたの目的や投資スタイルに合った選び方をしてみてくださいね。
次回は「教育費を守るための米国国債活用術」をご紹介予定です。お楽しみに!