カバ夫の老後資金シミュレーション|年金だけで足りる?2000万円問題を考える

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こんにちは、カバ夫です。
前回は「教育費を15年で900万円準備する方法」をシミュレーションしました。
今回はさらに多くの方が気になるテーマ、「老後資金」について深掘りします。

老後に必要なお金はいくら?

まず、老後に必要な生活費を整理してみましょう。
総務省や金融庁の調査では、夫婦2人の生活費は「月22〜28万円」が平均とされています。

ただし、実際はこれに旅行・趣味・医療費が加わります。
私自身のシミュレーションでは、
• 基本生活費:月35万円
• 旅行・娯楽:年80万円(国内2回+海外1回)
→ 合計で年間500万円程度が必要と考えています。

老後2000万円問題とは?

2019年に金融庁が発表した報告書をきっかけに世間を騒がせた「老後2000万円問題」。
「年金だけでは不足する」という現実を数字で突きつけられた形です。
• 平均的な年金収入:約21万円/月(夫婦)
• 平均的な支出:約26万円/月(夫婦)
• 毎月の赤字:約5万円
• 30年で約2000万円の不足

実際にはライフスタイルやインフレ率で上下しますが、
「年金だけでは足りない」というメッセージは明らかです。

年金だけで足りるのか?

我が家の場合、60歳からの年金見込みは夫婦で約200万円/年(繰上げ受給70%想定)。
これにインフレを考慮すると、年々目減りしていくのは避けられません。

例えば:
• 60歳時点 → 年金200万円
• 70歳時点 → 実質価値は約180万円相当
• 80歳時点 → 実質価値は約150万円相当

つまり、年金だけで年間500万円の生活費を支えるのは難しいというのが現実です。

配当金で不足分を補う戦略

ここで登場するのが「配当金」。
私はVYMや楽天SCHDといった高配当ETFを中心に運用しています。
• 初期利回り:約3%
• 年間増配率:約7〜8%
• 株価成長率:約5%

この条件でシミュレーションすると、
60歳時点では年間約100万円の配当金が期待でき、
70歳時点には年間200万円超に成長する見込みです。

これにより、年金+配当金で生活費の7割以上をカバーできる計算になります。

シミュレーション比較

ケース①:年金のみ
• 年間200万円(実質価値は徐々に減少)

• 不足分300万円の為、生活費を徹底的に下げる必要が生じる

ケース②:年金+配当金
• 年金200万円+配当金100万円=300万円
• 不足200万円の為、生活費を抑制する必要が生じる

ケース③:年金+配当+取り崩し
• 年金200万円+配当金100〜200万円
• 不足分は資産の一部を計画的に取り崩す
• 取り崩し額は年間100〜200万円に限定可能

👉 結果:配当金を組み合わせるだけで「老後2000万円問題」の大半は解消できる。

カバ夫の選択|老後資金の備え方

私自身のプランは次の通りです。
• 教育資金:米国国債で別枠管理(老後資産に混ぜない)
• 老後資金:高配当ETFを積み立て、配当金を生活費補填に使う
• 年金:ベース収入として最小限は確保

つまり、「年金+配当」=生活の土台にして、
不足分は取り崩しや旅行費用に充てる戦略です。
• 老後に必要なのは「2000万円」ではなく「自分のライフプランに合わせた金額」
• 年金は基礎、配当金は不足補填、取り崩しは最後の手段
• 40歳からでも十分に準備は間に合う

まとめ|老後2000万円問題を自分ごとに

「老後2000万円問題」は恐れるものではなく、対策を立てるきっかけ。
一歩ずつ準備を進めれば、安心して老後を迎えることができます。

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