VYMと楽天SCHDを徹底比較|初心者必見の高配当ETF

投資戦略・ポートフォリオ

こんにちは。カバ夫です。今日は高配当ETFについて触れていきます。高配当ETFへの投資は、安定した配当収入を得ながら資産形成を進めたい投資家にとって非常に人気があります。
その中でも特に注目されているのが「VYM」と「楽天・SCHD」です。

一見どちらも「米国の高配当株ETF」ですが、実は投資戦略や強みが大きく異なります。本記事では、それぞれの特徴を比較しながら、どんな投資家に向いているのかを解説します。

VYMとは?

VYM(バンガード・米国高配当株ETF)は、米国の大型高配当株を幅広く組み入れたETFです。
• 運用会社:Vanguard(バンガード)
• 設定年:2006年(実績が長い)
• 銘柄数:約450銘柄
• 配当利回り:約3.0%(2025年時点)
• 特徴:広く分散され、値動きが比較的安定

メリット
• 分散度が高く安心感がある
• 長期運用実績が豊富で信頼性が高い

デメリット
• 配当利回りは控えめ
• 配当成長力ではSCHDに劣る

楽天・SCHDとは?

SCHD(米国版はCharles Schwab運用、日本では楽天版が上場)は、連続増配企業を中心に組み入れたETFです。
• 運用会社:Charles Schwab(米国)、楽天投信(日本版)
• 設定年:2011年(楽天SCHD本体)、2023年(楽天版)
• 銘柄数:約100銘柄
• 配当利回り:約3.5〜3.7%
• 特徴:厳選銘柄で配当成長力に強み

メリット
• 配当利回りが高め
• 増配率が年率約12%と非常に強い
• 信託報酬が低い

デメリット
• 投資先が集中しており、値動きが大きくなりやすい
• VYMに比べ運用実績が浅い

VYMと楽天SCHDのダブル投資

両方に投資する「ダブル投資」という選択肢

実は「どちらか一方を選ぶ」だけでなく、両方に投資するという選択肢もあります。

メリット
• VYMの安定性とSCHDの増配力を同時に取り込める
• 市場環境に応じてリスク分散が可能

デメリット
• 銘柄が一部重複する
• ポートフォリオが複雑化する

実際に両方を投資している私の体験談

私は実際にVYMと楽天SCHDの両方に投資しています。
理由は以下の通りです。
1. 安定と成長の両取りをしたい
2. 教育費や老後資金といった目的ごとにETFを使い分けられる
3. 精神的にも「どちらかに偏ってしまった不安感」が減る

実際に投資してみると、配当金が安定して受け取れる安心感と、SCHDの増配力への期待感を同時に味わえています。


• VYMは「安定型」、楽天SCHDは「成長型」
• 初心者はどちらか一方でも十分
• 余力がある人は「ダブル投資」でバランスを取るのもおすすめ

まとめ

最終的には「投資目的」によって選択すべきです。老後の生活費補填を狙うならVYM、将来の配当成長を重視するならSCHD、両方の良さを取り入れたいならダブル投資。

タイトルとURLをコピーしました